クリーム

5月5、9、10日をいっぺんにお祝いしちゃう!企画 バッツもジタンもティーダも大好きだよ! それならいっぺんにお祝いしましょうか!そうしよう! アナバツさんとバッツさん アナバツさんは口が悪いけど良心的。少しスコールみたいに心で喋る子。 ノマバツは基本にっこりしてますが腹黒いしおこちゃま。 どちらかというとバッツさんが攻め。 ---------------------------------------------------------------- アナザースタイルのバッツが大きな白い箱を手にバッツの元へとやってきた テーブルの上に白い箱を置けばバッツが容赦なく蓋を開けた そこにはイチゴとクリームがたっぷりあふれそうなほどにデコレーションされているホールケーキがはいっていた アナザースタイルのバッツは甘いものが好きなのかケーキをじっと見つめながら、暫し黙り込んだ すぐにケーキを切ろうと、腰にあるナイフに手を伸ばした 「知ってるかよ、今日俺らの日らしいぜ」 「へえ!だからこのクリームたっぷりのケーキがあるのか〜」 「・・・(二等分にするなら俺の方を少し大きめにして)俺が切る」 「やだ」 「なんでだよ」 「なんかオマエに切らすと等分してくれなさそうだし」 「じゃあオマエが切ればいいだろ、ぜったいきっちり等分な」 大きめに切ろうとしていたアナザースタイルのバッツの考えにバッツが首を振って止めた バッツ自身は甘いものが好きかと聞かれればNOと答えるだろう ただ、目の前にあるせっかく貰ったケーキがアナザースタイルのバッツに沢山持っていかれるのは 子どもぽさの残る頭の中では許されないことだった やだ。と言えばアナザースタイルのバッツがしかたないな、と譲歩していた 切るぞ。とバッツがナイフをケーキに差し入れると、すぐに斜めに曲がった 「あ」 「あ」 「・・・」 「・・・」 「・・・し、っ失敗した」 「へたくそ」 「ナイフがさ〜」 「俺がやっぱり切る」 「え、もういいじゃん、これで」 「よくない」 「切ったよ、もういいって」 「オマエ、ちゃんと等分にしろって言っただろ!なんだよこれ」 「こっちが俺で、こっちがオマエな〜」 「すくな!うぜえオマエまじうぜえ・・・」 「だって、俺いっぱい食べたいし」 「俺だって食べたいのに」 「あ、じゃあこれだけやるよ」 「・・・(これってどういう意味)」 「はい、あーん」 斜めに曲がった先をUターンして小さいケーキを切り終われば、バッツは アナザースタイルのバッツにホールケーキの内、三分の一を押し付ければにっこり笑った ケーキをじっと見つめたアナザースタイルのバッツは文句を言いながらもケーキを受け取った そのまま不満そうな表情を浮かべたままケーキをつつく様子にバッツはフォークいっぱいにクリームを掬った やるよ。と言いながらバッツのフォークはアナザースタイルのバッツの口元へと運ばれた 口を開けろとフォークを差し出されればクリームがぽたりと垂れた アナザースタイルのバッツの太もものタイツにじんわりと輪染みが出来始めていた 「・・・(わざとだし、わざと以外にないし)」 「わるいわるい、でももったいないからさ舐めてやるよ」 「もったいないと思うなら落とすな」 「いいからいいから」 「ちょ、・・・本当に舐めるな、っ」 「ちゅ・・、っく」 「変な音を立てるな!!!」 「文句ばっかり」 「誰のせいだ!オマエのせいだ!!」 両手にフォークとケーキの皿を持っていて動けないアナザースタイルのバッツをよそに バッツは輪染みが出来ている膝をついてタイツに舌を這わせた べろりと舌を出して、ゆっくりと、丁寧に舐る 太ももの内側はアナザースタイルのバッツにとっては快感に感じるのだろうか、やけに声が上ずっていた その声ににやにやと口元を歪ませて笑うバッツはタイツを奥歯で噛み、きつくタイツを吸った アナザースタイルのバッツは、吸い付く音とバッツの不敵な笑みに顔を赤らめ 大きな声に怒気を含めてバッツを蹴り上げた
2010 5 10