疼痛

描写の練習を兼ねてます。えちいネタです。表現はやわっこいかな。 背後は壁、凭れるようにスコールは体を預けていた その上に跨るバッツは、スコールに啄ばむ口付けを送った スコールは力の抜きながら、抵抗することもなく、されるがままにしていた 不意に、舌先がスコールのお腹をなぞるように這っていた ぬるり、とした熱を帯びた感触にスコールは小さく声を漏らした 舌と同じようにバッツの熱い視線を向けられた スコールの自身が疼き、腰が揺れた 見逃さずにバッツはへその近くに吸いついた 吸い付かれる感覚にスコールのズボンが窮屈そうにしていた 「み、るな」 「いま、すごいえろい顔してる」 「っ、だまれ」 「ホントはスコールさ、」 「・・・」 「見られてるほうが興奮する?」 「そんなわけ、ないだろ」 「見せてよオナニーしてるところ」 「・・・断る」 「そのえろい顔でいつもどうしてんのか気になってたんだ」 「、・・・」 「それとも、これ、そのままにしておくつもり?」 バッツは指先をつぅーっ、とズボン越しにスコール自身をなぞった スコールが触るな、とバッツの手を制そうとすれば、なぞっていた指先に爪を立てられた 痛みが快感になったのか、ぶるっ、と体を震わせれば張り詰めたズボンにはしみが出来ていた くつくつ、と喉を鳴らしながら笑うバッツはスコールのズボンを手のひらで押しつぶした 「なに、イっちゃった?」 「・・・」 「スコールは淫乱だね」 「ちが、」 「痛くてきもちいいんだろ、変態」 つぶされたスコール自身はそれでもなおズボンの中で張り詰めていた 喘ぐ声を我慢しているバッツは身震いしながら声のトーンを少し低くした バッツは口元を歪めて笑い、言葉で煽れば、スコールは屈辱に目を潤ませて睨みつけた 睨むスコールにぞくぞく、と感じるバッツは、手のひらにさらに力を加えた 痛みが強くなればスコールのズボンにじわり、とさらにしみが広がっていった
2010 1 26