ネコ

ねこの日の企画でサイスコとツイッタで言われたので^o^ サイスコでにゃんにゃん。 「ほらサイファー」 「・・・なんだ、これは」 「俺からのプレゼントだ、受け取らないのか」 ねこのみみ サイファーの髪色に合わせた銀色のねこのみみを差し出した ほら、と強引に押し付ければ、サイファーはねこのみみを握り締めて見つめていた 「つけてくれ」 「なんで、俺が」 「サイファー、俺のためにつけれくれるだろ」 「・・・チッ」 サイファーのねこみみをつけた姿 これは誰にも見せられないほど、とても似合わない というか、これは、ひどい いやでも慣れれば・・・ 「これでいいのかよ・・・」 「ぶっ、っ・・・」 「・・・」 「悪い、その・・・くっ、くっくっ」 「スコール」 しぶしぶ、文句を言いながらもつける様子がなんともいえない それに、若干・・・顔が赤い にあわない 思わず俺は噴出してしまった 笑いたいわけでも、なんでもないが、笑ってしまう 一気に顔に怒りが見える、それくらいに眉間にしわが寄っている 笑った顔を背けて見せないようにしていた俺は、不意に名前を呼ばれサイファーの方へ顔を向けた ズボッ、と黒いねこみみがつけられた ふんっ、と鼻で笑うサイファーに複雑になった 「・・・」 「ふん、ねこならねこらしく、オマエがみみをつけるべきだ」 「そんな趣味はないが」 「俺にもねえんだよ、オマエの前でなら狼になってやるがな」 「・・・(どうしてこう、急に真面目な顔をするんだ)」 「スコール、顔あげろ」 「断る(むりだ、そんな、少しからかっておしまいだったんだ)」 「スコール」 「・・・」 「今日は一日中、ねこみたいに鳴いてもらおうか」 「・・・(断る)」 「無言は、YESだと受け取るぞ・・・」 「・・・(断れるわけ、)」 少しうつむき加減にサイファーを見た 真面目な表情に、俺はどうしたらいいか困惑に近かった 強引に顎を持ち上げられて唇が触れた
2010 2 22