尻尾

ねこの日に書けなかったにゃんにゃんもの 「ほら、にゃーって言ってみな」 「誰が言うか」 「ネコ耳つけてるし、」 「・・・(アンタが無理やりつけたんだろう」 「ああそっか、そういうことね」 「・・・(なにを勝手に納得してるんだ)」 「これがないと鳴けないってことだよな」 「断る」 「断るのか?」 「断る!」 「せっかくのネコだし、尻尾くらいさ」 「その尻尾をどこに挿す気だ!」 「挿すって、もう、スコールはえっちだな」 「・・・(どう考えてもそれは挿すものだろう)」 「挿してほしかったならそう言ってくれって」 「そんなこと一言も言っていないが」 「お望みどおり、挿してあげるって」 「断るっ」 「はい、お尻だして」 「だからっ」 「うるさいと俺のをくちに挿すよ」
2010 3 20