Fe錆

2がつ11にち に出たネタらしい・・・笑 スカチャの殴り合い787ネタ^3^前後含んで書いてみました 7と8は暴力的な感じで表現すると ふたりしか知らないキス(の味=鉄の味=殴り愛)になると思うのぜ 暴力的表現が下手なりにもあるので苦手な方はスルーして下さいね! 「、っ・・・」 「・・・」 「いきなり、なんなんだ・・・」 「・・・、気に食わないだけだ」 「なにが、だ」 「その、顔が、な」 「あいにく、俺もこの顔はきらいだな」 拳に力をこめて、思い切りスコールの顔を殴りつけた クラウドの拳をまともに喰らったスコールは口の端が切れ、血が垂れていた 血は止まることを知らず、スコールは舌で血を舐めとりながら小さく舌打ちをした クラウドを見据えたまま、血を手の甲で拭い、口の中の血を吐き出した 反撃に出たスコールはリーチのある足で踵落としを繰り出した 繰り出されたスコールの足はクラウドへ落ちずに、地面を割った 寸でのところで避けたクラウドはスコールの視線から消えていた 「どこ、いっ・・・」 「ここだ」 「ッがっ、っ」 「足が長いのも困りものだな」 「ゲッッホッ、っ、くそったれ、だな」 「攻撃するならもう少し当たるように、体当たりでもしてみるんだな」 「あいにく、体狙うくらいなら、頭か首を狙う」 目の前のクラウドを睨みつけながらスコールは勢いよく腕を伸ばした その腕はクラウドの首を捕らえ、地面へと押し付けた ズドン、と地面にぶつかる音はその場を揺らした 喉を締められる感覚に息を飲み込んだクラウドはスコールの手の甲に爪を立てた 先ほどクラウドから喰らった攻撃の痛みはまだ残るものの、スコールは無表情でクラウドを見下ろした スコールの手の甲に食い込ませたクラウドの爪には赤い血が微かについていた 空いている片手でクラウドの手を顔へよせた ついている血をねっとり、と舌で舐めれば、鉄の味にスコールは眉間に皺を寄せた そのままクラウドの唇に触れた 「クラウド、」 「・・・っ、」 「ふ、う・・・」 「ッ・・・」 唇の中に侵入してきたスコールの舌を味わうように何度も重ね、絡ませれば 暫くして息を荒げたクラウドはスコールの舌を噛んだ じんわりと、口の中に広がる味は、ふたりの知っている鉄の味
2010 3 31