ギリギリセウト!短編

ギリギリセウト!の短編的なもの。 ちょっとした小ネタです。 休み時間 フリオニールの机を囲むようにしてバッツとティーダがお菓子をもって座っていた なんでここに集まるんだ。と常々不思議そうにするフリオニールをよそに 二人は好きなことをしていた パラパラと雑誌を読むバッツがポテチに手を伸ばした そのポテチが美味しかったのか、異様に手がよく動いていた ティーダは自分が食べていないのに、どんどんと減っていくポテチに慌て、バッツの手ごとポテチの袋を止めた 「なあなあ」 「バッツ、そのポテチ俺のっスよ」 「ティーダのは俺のものだからいいの」 「よくないだろバッツ」 「フリオニールのものも俺のもの〜」 ティーダに止められた手をポテチの袋の中で何度か動かしてみれば、フリオニールに制された 雑誌を机におき、ポテチが駄目なら、とフリオニールの傍においてあるポッキーに手を伸ばし、茶化すように呟いた 「のばらのものは俺のっスよ」 「・・・」 「なっのばら!」 「ティーダ、それは嬉しくない」 フリオニールへとティーダの意識が向けば、ポテチの袋の中からようやくバッツは手を開放した 挨拶の基本 スコールは真面目で優等生だけど遅刻魔ぽい気がするよ! (ガラッ) 「あ、スコールおはよっス」 「ああ」 「おはようスコール」 「ああ」 「おはようスコール!はぐしようぜ〜!」 「断る、どっかにいけ」 「俺だけ扱いひどくない?」 「気のせいだろ」 「気のせいっス」 「気のせいだな」 「俺は愛を試されてるんだよな」 「(なにそのポジティブ!)」
2010 5 16