絶対零度の恋模様

※のこたんのツイートからライズした小話。 ちょっとR混じり。本番ばきゅーん。表現はやわっこいです。 スコールが慣れてたり、すんなり出来たりすると バッツは嫉妬したのかな〜という流れを妄想してしまった 「本当に初めてなのか?」 そう皮肉めいて口元を歪めてバッツは呟いた 歪ませた口元には薄っすらとした笑い 大きめの目は普段よりも伏せられ、細められていた 笑顔なのに、目には軽蔑にも似た冷たさがあった その表情が印象的だった 頭の中で「ああ」と一言投げつけた バッツ自身が俺の中に強引に圧し入った拍子にお尻が切れたのか 制服に血の輪染みができていたことに、ふと気づいた それと同時に、 なにか言えよ、と小さく聞こえないくらいの声でさらに呟いた その声が零れ落ちれば、容赦なく顎に近い部分に鋭い拳が入った バッツから視線を逸らしたばっかりに避けきれなかった 「・・・」 「は、っ・・」 「バッツ・・抜いてくれ」 「、っ・・いやだ」 鈍い痛い ずきん。ずきん。とそこにあたかも心臓があるような、そんな感覚 殴られて背筋が栗立っていた さらに追い討ちをかけるように湧き上がる痛みが下半身に走った 動きようがないほどに締まる中を強引に律動を繰り返す 快感なんて感じる余裕はお互いになかった ただ、身体が無意識に反応していただけだった 「うっ、ァ」 「、ここ・・気持ちいいんだ」 「や・・っッ、っめ」 「すんなり受け入れたくせに、動くなって?」 「ハァ、っ・・」 「そんな声出されたら、我慢できないだろっ」 「――――ッ」 強引さがより増せば、奥深くに圧し入ってきたバッツ自身に声を上げた 変に腰が揺れ、たまらずに涙が溢れ出ていた 上ずった声を押し殺そうとすれば手を退かされ、舌を這わした口付けをもらった 息が苦しくなれば角度を変えて 息を求めればお互いの顔が見えるまで離れて、また引き合うように口付けた
2010 4 13