こころの距離

WEB拍手に置いていたお礼小説になります
フリスコでいちゃいちゃ










耳に聞こえる落ち着く声音
それと同時に聞こえてくる、胸の鼓動
フリオニールはスコールの隣に座ったまま、体育すわりのように体を屈折したまま動かない
その様子に小さくため息をしたスコール

暫くすれば、もごもごとスコールの名を呼ぶ声が聞こえた
声の主、フリオニールが顔をようやくあげた




「スコール」
「なんだ」
「もう少し、そっちに行ってもいいか」
「・・・(少しって、どのくらいだ)」
「その、・・」
「・・・(つまり、)ムラムラでもしたのか」
「・・・」
「図星か」




ゆっくりと、優しく、

スコールはフリオニールの手に、自分の手を重ねた
ビクリ、と肩を揺らしたフリオニールは顔、耳、目も充血しているように見えた




「キスくらい、アンタからしてくれ」




誘うように顔をじわり、と近づけたスコールは熱をもつフリオニールの頬へ口付け、唇に触れた


















2010 3 25 ろく