ぷりぱら1

身内ぷりぱら:薬屋くんとセレくん デレデレとツンデレだったらこんなだと思う 「ねーねーセレ、こっち向いてー」 「や で す 」 「そういわずに、ほらほら」 背後から薬屋が抱きつくように、セレーニの肩に抱きついた 薬屋は右側から顔を近づけて唇を少し尖らせ、ちゅーしようちゅー。と声をかけた 間髪いれずに前を向いたままセレーニが拒否を唱えた 薬屋は不服そうな表情を浮かべて拒否したセレーニの頬に軽く唇を当てた 「な、にしてっ、っ」 「セレの顔、まっか」 「・・・」 ボッ。と音が聞こえそうなほどにセレーニの顔が赤くなった してやったり。と満面の笑みを浮かべていた薬屋の表情を握りつぶすかのように 手のひらを目元に被せ、セレーニは指先に力をいれて押さえつけた 「っ、痛い!でもちょっと嬉しい!痛い!!」 「きもっ」 顔を押さえつけるセレーニの腕を軽く叩き、 ギブアップを求めた口からは弾んだ声音を含んでいた 薬屋はさらに唇を歪ませて笑って大きな声で叫んだ 「それが好きなくせに!」 「う!るさい!」 大きな声と図星を指されると、 セレーニは眉間にしわを寄せて、よりいっそう指先に力を入れた
2011 5 25