苦手意識

わーきんぐの佐藤さんと相馬くんは某DRすぎるわ! 「そんなにホールがいやだったなんてね」 「・・・そういう相馬は、ホールでもよさそうだったな」 「そんなことないよ、でも、楽しかったかもね〜」 「なら南とホールをやったらどうだ」 「・・・じょ、冗談でもそういうのよくないと思うよ」 「半分本気だから安心しておけ」 「全部冗談でしょおお」 「あ、南」 「ヒッ、」 「冗談だ」 「・・ッ、っ佐藤くんてば・・!」 佐藤は煙草を吸っては吐いて、吸っては吐いた 白い毒を含んだ吐息は相馬の顔を覆っていた たまらず喉に流れ込んできた げほ、と咳払いをひとつ相馬がすれば前髪で隠れていない左目でその歪んだ表情を見つめた 涙を浮かべていた相馬に佐藤は、悪かったな。と小さく謝り、 灰皿を片手に宙を仰ぐように頭を上げた 口元を軽く塞いだ相馬が何度か首を横に振った
2010 7 2